スズキ社会保険労務士事務所の2017年5月の日誌

【全国対応】初回相談・無料面談を実施

営業時間 10:00~18:00(土日・祝日定休)

メール相談はこちら
  • 2019年1月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

スズキ社会保険労務士事務所の情報を月ごとにご紹介

うつ病を判定できるかもしれないPEA検査とは?

 

PEA(リン酸エタノールアミン)とは、脳内に多く存在するリン酸アナンダミドから作られる物質です。

リン酸アナンダミドが分解し、「PEA」と「アナンダミド」になります。

 

 

リン酸アナンダミド → ・PEA(リン酸エタノールアミン)

            ・アナンダミド

 

 

アナンダミドは脳の神経伝達物質の一つで、「快感」や「喜び」などの感情に関わることが知られています。

アナンダミドは主に脳内で働き、PEAは血液を通じて抹消まで流れていきます。

そのためPEAは血液検査で測定ができるのです。

 

最近、このPEAの数値を測定することで、うつ病の診断につながることが分かってきました。

うつ病の研究が進んだ結果、うつ病になるとPEAの数値が低下することが分かったためです。

PEAの数値が低いということは、元々の物質であるリン酸アナンダミドの量が少ないということになります。

そして、そこからつくられるアナンダミドの量も少ないということになります。

つまり、アナンダミドは「快楽」や「喜び」に影響する物質のため、アナンダミドが少ないとうつ病になりやすいという理屈です。

 

今までうつ病の診断は医師が患者本人の症状を聞き個別に判断していましたが、明確な基準がないため判断にはバラつきが生じていました。

DSM-5などの診断マニュアルはありますが、それでも診断にはバラつきが出てしまいます。

 

しかし、PEAは血液検査で測定することができ、はっきり数値に現れるため判断もつけやすくなります。

また、数値が低いほど、うつ病が重いということも分かっています。

そのため、うつ病の経過を判定する指標としても使えます。

 

また、うつ病の薬にはSSRI(脳内のセロトニンの濃度を上げる薬)とSNRI(脳内のセロトニンとノルアドレナリンの濃度を上げる薬)があります。

現在では、どちらの薬にするかは主治医が個々に判断しています。

しかし、PEAの数値を測ることによって、患者に向いている薬がある程度判断できるのではないかと言われています。

それは、SSRIがPEAの数値を下げる方向に働き、SNRIは上げる方向に働く傾向があるため、数値が高い場合にはSSRIを選択し、低い場合はSNRIを選択することができるからです。

 

ただし、この検査は100%の精度ではありません。

 

「PEAが正常だから、うつ病ではない」とはならないという事です。

 

さらに、現在このPEAの検査は保険適用外のため、自費で負担することになりますので注意が必要です。

 

日本年金機構が電話での相談が困難な聴覚障害者に文書やファックスによる年金相談を案内

年金ニュース

 

日本年金機構は、4月7日、身体や精神の障害などのやむを得ない事情により窓口への来訪や電話での年金相談が困難な場合について、文書またはファックスによる年金相談について案内した。


機構では、従来から文書やファックスによる年金相談を受け付けているが、本人に障害があるなどの理由で本人に代わり家族が相談する場合には、委任状がなくても本人の障害者手帳や相談者の本人確認ができる書類および相談者と本人の関係に関する申立書があれば相談できる。


また、施設・療養機関の職員が本人に代わり相談をする場合には、被保険者記録の情報提供のみであれば、委任状がなくても一定の書類の提出により受けられる。
 

 

 

<ニュース提供元>
株式会社 社会保険研究所

 

ページTOPへ

TEL : 029-828-5449 営業時間 10:00~18:00(土日・祝日定休)

E-MAIL : contact@suzuki-shougai.com

Copyright©2016 スズキ社会保険労務士事務所 All right reserved.