スズキ社会保険労務士事務所の2017年4月の日誌

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東証一部上場の大手企業から障害年金のセミナー講師の依頼がありました。しかし・・・・

 

ある日の夕方、お客様の所に行く直前に電話がかかってきました。

 

「ホームページを拝見しました。鈴木先生は障害年金の元審査官ということで、ぜひセミナー講師をお願いしたい。」

 

実は、前にも別の会社から似たような電話を受けたことがあります。

 

「元審査官の社労士というのは非常に珍しい。ぜひお話をお伺いしたい」

 

その時は諸事情があり、お断りしました。

 

 

今回のケースでは、この大手企業の会員の障害年金を業務としている社労士に対して障害年金の講師をしてほしいとの事。

 

とはいえ、一般の社労士であれば自分の経験や考えを話せばよいのですが、私のように行政側で審査をしていた人間が話すとなると問題が生じます。

 

 

それは守秘義務です。

 

 

当然、参加する社労士の方々は、障害年金の審査実務、診断書のポイント、認定医師の考え方など通常社労士では知ることが不可能な情報を知りたいものです。

 

しかし、それを話すと守秘義務違反になる可能性があります。

逆に守秘義務を考えながら話すと参加者を満足させることができなくなります。

 

どちらにしても不都合が生じます。

 

 

それともう一つ理由があります。

 

それは一部の社労士による問題行動です。

 

去年、社労士会から次のような注意喚起がされました。

 

「一部の社労士が医師に対して不適切な働きかけを行っている。」

 

また国の障害年金の専門家会合でもこの事が話題になっています。

 

おそらく医師から厚生労働省や社労士会へ情報提供や苦情があったものと思われます。

 

このような社労士に障害年金の審査の事など話したら悪用されるのは明らかです。

※この会社の会員の中にそういう社労士がいるか分かりませんが、伝言ゲームのように伝わる可能性があります。

 

そのため今回も丁重にお断りしました。

 

 

私が持っている独自の実務経験や知識は、私の中に留めておきます(笑)

 

もちろん私は絶対に悪用はしませんよ(笑)

 

うつ病とTMSの利点と注意点

 

TMS(経頭蓋磁気刺激法(けいとうがいじきしげきほう))とは、うつ病の改善に用いる治療法の一つです。

現在、うつ病の改善については抗うつ薬など薬物療法が中心です。

そのため、副作用による症状や飲み合わせ、薬の取扱いについても注意する必要があります。

 

TMSでは、薬物治療とは違ったアプローチでうつ病を改善していく治療法として、現在注目されてきています。

イギリスで考案されアメリカで開発された治療法であり、磁気の刺激によって脳の機能を高めることでうつ病による諸症状を改善しやすくすることを目的としています。

 

TMSを受けるにあたり向いている人としては、薬では治療の効果が得られない難治性のうつ病の方や薬の副作用が気になって仕方ない方です。

TMSのメリットとしては、副作用が全体的に少ないという点でとても有用です。

※てんかんをお持ちの方は注意が必要です。

 

TMSが効く仕組みは、磁気を用いることにより脳の中にある特定の部位に働きかけて脳神経を活性化させます。

その結果、脳の中で低下してしまった機能を回復させて、うつ状態を改善しやすくするというものです。

 

日本の厚生労働省にあたるアメリカ食品医薬品局から、2008年に正式に認可を得ているためアメリカでは一般的に用いられています。

 

ただし、この治療法には注意点もあります。

日本においてはまだ認可されていない治療法のため、日本国内において導入している医療機関は限られています。

大きな都市の病院であれば、TMSを受けられる可能性はあります。

ただ、実際には脳卒中の後遺症のリハビリ目的で導入されているところが多く、うつ病の治療目的で導入しているところは限られています。

 

また、価格については保険適用外なので全額自己負担です。

本人の症状にもよりますが、通常は約1ヶ月以上通院することになり、治療費については約50万円以上かかる所も多く、日本国内ではまだ知名度があるわけではありません。

 

それでも、近い将来にはTMSを使った治療法が薬物治療と同じく治療法として有効になっていく可能性は高いといえます。

 

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